今週末も、私にとっての新しい授業です。
自己紹介がテーマなので、谷川俊太郎の詩「自己紹介」を扱おうと前から思っていました。
2007年に刊行された『私』という詩集に入っています。
授業の前に、詩集全体にもういちど目を通そうとしたら、ギャー、東京にキープしてあると思いこんでいて、京都の研究室に忘れて出てきてしまった!
日替わりでいくつもの拠点を渡り歩くような生活なので、持ち物のチェックが大変です。
たいてい何か忘れます。
何を忘れてもいいけど、一番忘れてはいけないものが教材!
近隣の大学図書館、区立図書館にもないようなので、ある本に引用してある断片を使うしかありません。
面白い詩なんです。
少しだけ引用。
私は背の低い禿頭の老人です/もう半世紀以上のあいだ/名詞や動詞や助詞や形容詞や疑問符など/言葉どもに揉まれながら暮らしてきましたから/どちらかと言うと無言を好みます/……
自己紹介を書くってむずかしいことです。
これはまったく侮れないですよ。
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