2013年7月25日木曜日

書くことについて

最近翻訳されたスティーヴン・キングのエッセイ、『書くことについて』。
授業準備のために読みながら、はからずもひとりで爆笑の連続です。
下ネタ、というか、どちらかというと子供じみたスカトロネタの比喩を使い、
的確な創作技法を語れるのがすごい!
一番笑ったのは、「履歴書」の章にあるツタウルシの葉っぱでお尻をふいてしまう
エピソードかな。

私はどうもひたすら生まじめというのが苦手で、まじめな仕事やまじめな研究を
前にしても突然ふざけたくなることがあるのですが、そんな気分にぴったりの本です。

「書き方」といっても著者はもちろん英語を念頭に置いており、それが日本語訳として
書かれているわけだけれど、「受動態と副詞は臆病な作家が使う」とか英語の勉強にもなるなあ。
そして日本語に当てはめて考えられることも多い。

「いいものを書くためには、不安と気取りを捨てなければならない」
同感。
でもまだまだ道は長いです。