2012年5月8日火曜日

京都の銭湯

新しく借りた家のお風呂が狭くて、あまりリラックスできないので、時々銭湯に通っています。
東京の中心も銭湯が多いけれど、京都の町中にも多いと初めて知りました。
歩いて2分ぐらいのところに一軒あるので、気軽に行けます。

江戸のお風呂屋さんもなかなかいいですが、京都の銭湯もまた違った味わいでいい。
内部の作りは昭和前半をしのばせ、そうでありながらとても清潔。
色とりどりの楕円のタイルづかいは子供の頃、大好きでした。
壁面は富士山の代わりに、なぜかアルプスの山並み。
鏡にはひとつひとつ手書き風の広告がついていますが、年配のお客さんが多いせいか、
鍼灸院とかお茶屋とか渋い業種ばかりです。

番台からの「おおきに」の声も、京都の銭湯ならでは。
この前はおばちゃんだったので気づきませんでしたが、今日の番台はおじさん。
女湯に対してはカーテン越しにお金の受け渡しをします。
あまりの奥ゆかしさを新鮮に感じながら、そういえば江戸の風呂屋はどうだったかなと思い返してみましたが、脱衣所が見渡せる番台じたい最近見ない。
少なくとも、うちの近所の何軒かの銭湯では。

ところで今、銭湯業界は「テルマエ・ロマエ」一色。
ここぞとばかりにポスターを何枚も貼り、ブームにあやかろうとしているようです。
各巻5回ずつぐらい読んでいる私としては、ブームに乗せられ、一緒に応援したい所存です。


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