2013年11月15日金曜日

名作一気読み

自分のための読書時間がめっきり減っているのが悩みの種ですが、
代わりというか、いっそ授業準備をインプットの機会にしてしまおうと考える今日この頃です。

フォークナー「熊」、古川日出男『馬たちよ、それでも光は無垢で』、和合亮一「詩の礫」、
川上弘美『蛇を踏む』、多和田葉子『犬婿入り』。
これがひとグループ。

フアン・ルルフォ『ペドロ・パラモ』、目取真俊「水滴」「面影と連れて」、安部公房
「変形の記録」、伊藤比呂美『日本ノ霊異ナ話』、景戒『日本霊異記』。
これでひとグループ。

カフカ『アメリカ(失踪者)』、ストローブ=ユイレ「階級関係(アメリカ)」、多和田葉子
『容疑者の夜行列車』『旅をする裸の眼』、ラフカディオ・ハーン「チータ」。
これでひとグループ。

最近とみに短期記憶と集中力が衰えている身に、これら全部まとめて熟読・把握するのは
もはや毎度のこととは言え、きつい。
しかし、われながらいい並びだと思います。
聞いたらお得だよと心から言えます。
そして一気読み(観・聴き)した私も得しました。

2013年11月5日火曜日

人のエネルギー

何かここしばらく、仕事全般に関して空回り感や幻滅を感じることが多かったのですが、
ここに来て、というのは、本作りの最後の最後に来て、俄然希望を感じてきました。
勢いのある仕事ぶりというのは、周囲の色を変えますし、相乗効果で全体の力が増していきます。
そういう価値に鈍感になりやすいのがフォークナーのいう「中年期」の人間なのでしょうが、
歳は中年でも、老人や若者の素直なものの考え方を心がけたいと思います。
とにかく、来月初めに本が出るのが今ようやく楽しみです。