2013年3月8日金曜日

Gor for Broke! ハワイ日系二世の記憶

松元裕之監督のドキュメンタリー映画『Gor for Broke! ハワイ日系二世の記憶』
を観に、大阪九条のシネ・ヌーヴォに初めて行きました。
すぐ隣の駅は弁天町、すなわち浪速の海辺です。

第二次大戦中に日本を相手に戦わねばならなかった日系二世たちの
インタビューをメインに構成された2012年の作品ですが、
取材に応じた人たちが1920年頃生まれと考えると
10年ぐらい前に撮られた映像なのか。
現在は亡くなっている方々もいるかもしれませんから、貴重な証言です。

戦争がらみの証言はもちろん重要なのですが、
軍のなかでハワイ出身者たちがフラを踊ったり、歌ったりしている映像など
面白い。
それからハワイの島々で日系人の子たちが共通してやっていた箒を
尖らせて作った遊具で玉を飛ばす「ピィウィー」「オカメピョー」「カマピオ」
(地域により呼び方が違う)の話、軍内で本土の日系人からハワイの日系人が
ピジン英語を馬鹿にされる話、ハワイの日系人社会での内地人と沖縄人の
微妙な関係などの話も興味深かった。

ダイアモンドヘッドを遠景でとらえた映像をバックに
サンディー(フラダンサーでもある)が歌う「ラプソディー・ラニ」に
胸をしめつけられます。

大阪は今日までで、この次東京圏では横浜のジャック&ベティで上映される予定。


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