2013年3月8日金曜日

埼京線と鼻くそ +国際文芸フェス感想

表題書くのに、カタカナにするか、ひらがなにするか、漢字にするか
漢字ひらがな混じりにするか、しばらく迷いました。

ところで「国際文芸フェスティバル」は最終日だけでも滑り込んでよかった。
ジュノ・ディアス、古川日出男、デヴィッド・ピースのフィクションと東京をめぐる話、
そして何かが下りてきたかのような古川氏の朗読、日本のお経を連想させる
デヴィッド・ピースの朗読は、文学における声の力をあらためて強く感じました。
古川氏の「最近、東京が急速に面白くなくなってきている」という話を
できれば掘り下げて聞きたかったけれど、質問が切り上げられてしまい
残念でした。
クッツェーによる新作『イエスの子供時代』の朗読も聞けてよかったです。
(なぜか日本語訳朗読は谷原章介)
休憩時間にジュノ・ディアスとお話しできてうれしかった!

それはそうと、上京して埼京線に乗るたびなのですが
鼻くそをほじる人をあまりに多く見かけ、内心ぎょっとします。
今回は一日目、同じ車両の左右の斜め前にそれぞれ座っている人
(20代後半ぐらい男と40代ぐらい男)ふたりがほじり続け、
しかも!
ふたり揃ってそれを食べている!

その翌日は朝と夜で計三人見ました。
しかも!
そのうち60代ぐらいの男性は隣にいる娘らしき女性に注意されると
わざとほじったものをその女性に突き出し、見せつけていました。
じつは前回、1月にも埼京線内で数回目撃したのです。
その時衝撃的だったのが、歳の頃は30かその前ぐらい、つまり妙齢の、
黒いスーツにハイヒールといった姿でそこそこきれいな女性が
熱心に鼻くそをほじっており、しかも!
それを口にいれたのです。

このような光景に頻繁に出会う埼京線とはいったいどんな移動空間
なのでしょうか?
つい長く語ってしまいましたが、これは文学的なテーマであると
言えます。

0 件のコメント:

コメントを投稿